時々、ご紹介する『映画の中のインテリア』です。
前々回の『夏至』、2回目の『キッチンストリー』、『エイプリルの七面鳥』
そして本日は、フィンランド映画 『ヘイフラワーとキルトシュウ』をご紹介。
しかしなぜ時々、これらのDVDを最近見てるかと言うと、
家の近くのビデオ屋さん、60歳以上毎週金曜日、無料なんですわ。
だから、しばらく勉強がてら、いろいろ見ようと思ってるんです。
ありがたいでしょ。
と言うことで、
『ヘイフラワーとキルトシュウ』、まあ、とにかく色使いが可愛らしい。
そして、季節もみずみずしい。フィンランドの夏って、こんな感じなのかな行ってみたい。
子供たちのベッドリネンは、おそらく超長綿ですごくやわらかく目も込んでそうで、
しかも、めちゃ綺麗な花柄のプリントのコンフホーターカバーですね。
これ、相当高いですよ。 気持ち良さそう。
カーテンは、レース使いが多いのは、お隣からかなり離れてるので、
プライバシーの問題はなし、これがいいよね。
いつも、開放的ですがすがしく、緑もいっぱい。
プリントの壁紙、小物、壁飾り どれをとっても可愛いものだらけ、
北欧ならでは、大人かわいい 感じが満載って感じですね。
最後は、お姉さんのヘイフラワーが小学校一年生で学校へ向う道の淡々とした後姿。
それでも、ちゃんと成長していく子供達。
人間て けなげなだなア。
私の孫も、一年生。
重ね合わせて、しみじみと・・・・・。
時々、ご紹介する『映画の中のインテリア』です。
前々回の『夏至』、2回目の『キッチンストリー』に続く3回目。
本日は、アメリカ映画『エイプリルの七面鳥』2003年をご紹介。
NYのどこだか分からないけど、下町のスプレーだらけのアパート。
ごちゃごちゃしてキレイじゃないし狭そうな部屋。
我々が60年代~70年代にテレビ映画で垣間見た
憧れたNYの絵に描いたような豪華でアットホームなリビングはない。
でも、これぞニューヨークって感じがするんだな。これが。
何だか、今時はこれが妙にかっこいい!
でも、ゴミは分別して出して欲しいな。
ま、それはともかく、
玉スダレの間仕切りノレン、手の形のワイヤーオブジェ、
ベッドのスプリングマットをスプリングだけにして壁に飾ってあるのか、
もたしかけてだけあるのか、これがめちゃかっこいい。
やってみたいよ。
ソーホーの画家が書くような大きな絵が壁にかかってたりして、
どこかオシャレな雰囲気をかもし出してます。
ゴミ置き場で拾ってきたような家具やらのごちゃごちゃコーディネートが、
NYの住人のまさしく感性か。
アフリカ系夫婦のアパートの部屋も民族系のインテリアも見事に表現されてて面白いし、
中国家族のインテリアも見ごたえ充分。
インテリアばかりに集中しちゃって、ストーリーが全然ご紹介してないけど、
家を出で長く家族と疎遠になっていた娘エイプリル、
とくに母と娘の微妙な関係が、分からないわけでもないような。
・・・・・・・・、あるんだろうね。どこの家庭でも。
それでも、ガンのため余命いくばくも無い母のために、感謝祭の最後の晩餐の準備に懸命にがばるエイプリル。
最後は、ほろりと優しい。
スローな音楽がNYのアパートの空気をふわっと温ったかくしています。
これぞ、NY。
黒人の恋人のボビーも優しい。
これぞ、NY。
一度、行ってみたいね、NY。
それにしても、主演のケティホームズは、トムクルーズと結婚前の頃なので、
若々しくて可愛いですね。
時々、ご紹介する『映画の中のインテリア』です。
前回の、ベトナム映画『夏至』についで2回目。
本日は、ノルウェー、スウエーデン、2003年映画をご紹介。
おじさん二人が織り成す淡々としたストーリーながら、とても深くて温かい映画です。
インテリアにたずさわる者いたしましては、
注目すべきはアルムじいさんの家の素朴なインテリアです。
深いグリーン板壁、ギンガムチェックのカーテン、ちゃんとバランスもつけて在ります。
使い込んだ厚めのテーブルや椅子、小さな流し台、子供のおもちゃのようなガス台、
コンパクトで、素朴で、北欧のシンプル暮らしぶりが見え隠れします。
一方、もう一人のおじさんの住まいは、キャンピングカー。
これが、狭い空間にヨーロピンアンクラッシックとでも言えるような花柄の壁やら、
刺繍の布やら、しかも流れる音楽は気持ちのいい旋律の曲。
こんな居心地のいい隠れ家が欲しいと思っちゃいましたね。
人は決して贅沢でなくても、なんでもない会話や食事などを通しての
人とのつながりやちょっとした思いやりで、こんなにも心温かくなる。
シンプルで素朴な暮らし、
でも小さな喜びが在る。
最後は、ちょっと切ないけど、
春は、いきいきとしてまたやッて来る。
本当の生きる楽しさって、そんなところに在るかもしれませんね。
これこそ、スローライフ。
※ 画像、お借りしてます。