もしも今夜、突然、大停電になったら・・・。
真っ暗闇なので、インテリアどころではないとお思いでしょうが、
闇の中のインテリアは存在します。
ほのかな月明かりや、通る車のライト、ご近所のあわてた様子の懐中電灯、
そして、・・・・やっと灯したろうそくの明かり。
停電になってから、しばらくすると少し落ち着いて・・・。
それらの光で照らされるインテリア、いつもと違う見え方に、
人の心は、なんだか素直でやさしい気持ちになって行きます。
映画の中のインテリアの今夜は、『大停電の夜に』をご紹介します。
停電といえば、忘れもしない伊勢湾台風。あの時は一週間程停電して、
不便だったけど、子供心になんだか楽しい思い出。
ろうそくの光に、家族が集まって、いつもと違う室内の見え方に面白さを覚えたものです。
また近頃、歳のせいか夜中にふと目が覚めて、
月あかりが天窓から差し込んで、妙にリビングを明るく照らしている。
誠に神秘的な光にあえて電気をつけずに、じっと月を眺めているときがあります。
リビングのソファに座ると、とても心地よいリラックス感を覚えます。
いつもの家のリビングだけど、今夜は違って見えるね。
月あかりって、こんなにも明るかったのかい?
闇のインテリアって、
案外、人の気持ちを変える力があるんじゃないでしょうか。
人生、いろいろあるけどさ、
人間、素直になって心が開放されると、
また明日からいきいきと過ごせますから。
・・・・と言う映画でしたね。
それにしても、この映画の原田知世さん、素敵でしたよ。
映画の中でブレンディのコーヒーを飲むシーンがあったけど、
思わず笑っちゃいましたけど。
この映画の恋愛のお話はさておいて、
インテリアとしてみてるとものすごくお勉強になります。
だって、イギリスの片田舎とはいえお金持ちのコテージとロスの超リッチなお屋敷のインテリアですよ。
見ない手はないでございる。
オシャレな階段室、照明の取り付け位置なんて勉強になりますよね。
そして、女性の写真。モダンですね。階段の上り下りも楽そう。
カーテンはといえば、奥のほうにナチュラル系のカーテンが。
グリーンの鉢が大きくてモダンで良いですよね。
ペンダントがまた、いいわ!
この映画のために仕込んだこの家はすごい金額らしいですよ。
こんなインテリア、真似したいですよね。
一方、イギリスの納屋風コテージといっても、なかなか凝ったインテリアですよ。
絨毯もたっぷりしてて居心地良さそう。
カーテンは、らしくプリントの花柄ですよね。
ウッドレールがとてもいい雰囲気。
ソファも布張りでいかにも英国風。これもこれで最高に良いですよね。
書斎の本たちが上手に並べられてますよね。
結構、注意深くディスプレーしてあると思うんですが・・。
本を横に積むのも宜しいかと思います。
映画の内容は、ともかくなんて、と冒頭に書きましたが、
実は、とてもいい映画でして久しぶりにジッ~と見ちゃいました。
あなたも、是非ご覧ください。
※ 画像お借りしてます。
インテリアに興味のある方、無い方、
それでも、次から次へと、ご紹介する『映画の中のインテリア』です。
そして本日は、フランス映画 『アメリ』をご紹介。
私のインテリアの先生や、先輩達が、あの映画見とくと参考になるわよ。
といわれた、まさしく パリの街、カフェ、人、そしてインテリア・・・・・。
『アメリ』
終始、濃いグリーンと赤のコントラストが、これぞパリという雰囲気をかもし出す。
現存するカフェらしいです。
『アメリ』の部屋の赤の壁紙のなオシャレなことか。
出窓のストライプの切り返しのカーテンは、最近日本でも流行ってますよね。
上部は縦のストライプ、スソは横のストライプ。
レースカーテンは、変わり織りのストライプ柄、
どこかで見たような、そうだ、サンゲツのマインEK849にそっくり! (間違ってらごめんなさい)
偶然ながら、私がいつも好んで使ってるレースなんです。カッコいいですよ。
ストーリーはと申しますと
一見、シリアスなサスペンスかと思いきゃ、実はとてもこじゃれたフランス映画。
当時、日本でもかなり流行った映画らしいけど、
分かるような気がするなあ。こんな女子にあこがれるでしょうね。
好きなことは、クリームブルュレをスプーンで壊すこと。
用水で飛び石を楽しむこと、八百屋で豆の中に手を突っ込むこと・・・・。
オシャレに、活発に、どんどん変わっていく彼女。
とにかく、パリの街を満喫できる映画ですね。
インテリアを見るために、何回 DVDを一旦停止したことか。
インテリアを仕事とするものが一度は見ておく映画ね。
なるほど。 是非、チャンスが在れば
あなたも一度ご覧ください!