長年、カーテンの仕事をしておりますと、
不思議にカーテンの開発者としてのファブリックデザイナーさんの意図が分かる時があります。
それは、お部屋の雰囲気、コンセプト、そしてストーリー性がピッタリ合った時に分かります。
ああ、こんな感じの時に、このカーテン生地を使って欲しかったんだ。
今回も、お子さんの部屋ながら、余り子供ぽくしたくない、
上品でいつまでも綺麗で爽やかなカーテンが欲しい。
そんな、ご要望に、五洋インテックスの無地カーテンを少しデザインアレンジしてお作りしました。
この無地の生地は、少し光沢となんともいえない素敵な淡いカラー展開が特徴で、
デザイナーさんが意図する品格があり飽きの来ない長く使っていただける生地に仕上がっています。
I型テープ使いにすることで、無地ながらリズム感も楽しめるカーテンとなっています。
小玉のタッセルが、お子様部屋の可愛らしさをよりいっそうアップさせています。
男のお子様の部屋のレースは、ソーダポップをイメージして、
女のお子様の部屋のレースはイチゴミルクのイメージを表しています。
実に、デザナーさんの開発意図を見事に表した、できばえとなりました。
これこそが、いい仕事が出来たなと、思う瞬間ですね。
涼しげなレースカーテンは、
ある意味、夏の風物詩のような感じを受けます。
暑いんだけど、夏の強い南風がたっぷりリビングを通っていきます。
湘南の喧騒が聞こえてくるような閑静な緑のなかのお宅。
レースカーテンがそのお宅の品格までも表現してます。
オレンジのカーテンを束ねた玉のロープタツセルは私のお気に入り。
ちょっと可愛いでしょ。
アイスコーヒーの氷がカラカラと音をたてて回っています。
ムー、ほっと一息・・・・・。
仕事の途中で、偶然見つけました。
木漏れ日が涼しげで、
緑の森の中の移動図書館です。
名古屋市も素敵なところに開設してくれますね。
何か、この夏の物語の始まりのような・・・・・・・。
『健太』は、森の図書館で、不思議な本と出合った・・・・・・・・。