もしも今夜、突然、大停電になったら・・・。
真っ暗闇なので、インテリアどころではないとお思いでしょうが、
闇の中のインテリアは存在します。
ほのかな月明かりや、通る車のライト、ご近所のあわてた様子の懐中電灯、
そして、・・・・やっと灯したろうそくの明かり。
停電になってから、しばらくすると少し落ち着いて・・・。
それらの光で照らされるインテリア、いつもと違う見え方に、
人の心は、なんだか素直でやさしい気持ちになって行きます。
映画の中のインテリアの今夜は、『大停電の夜に』をご紹介します。
停電といえば、忘れもしない伊勢湾台風。あの時は一週間程停電して、
不便だったけど、子供心になんだか楽しい思い出。
ろうそくの光に、家族が集まって、いつもと違う室内の見え方に面白さを覚えたものです。
また近頃、歳のせいか夜中にふと目が覚めて、
月あかりが天窓から差し込んで、妙にリビングを明るく照らしている。
誠に神秘的な光にあえて電気をつけずに、じっと月を眺めているときがあります。
リビングのソファに座ると、とても心地よいリラックス感を覚えます。
いつもの家のリビングだけど、今夜は違って見えるね。
月あかりって、こんなにも明るかったのかい?
闇のインテリアって、
案外、人の気持ちを変える力があるんじゃないでしょうか。
人生、いろいろあるけどさ、
人間、素直になって心が開放されると、
また明日からいきいきと過ごせますから。
・・・・と言う映画でしたね。
それにしても、この映画の原田知世さん、素敵でしたよ。
映画の中でブレンディのコーヒーを飲むシーンがあったけど、
思わず笑っちゃいましたけど。