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時々、ご紹介する『映画の中のインテリア』です。

前々回の『夏至』、2回目の『キッチンストリー』に続く3回目。

本日は、アメリカ映画『エイプリルの七面鳥』2003年をご紹介。

 

NYのどこだか分からないけど、下町のスプレーだらけのアパート。

ごちゃごちゃしてキレイじゃないし狭そうな部屋。

我々が60年代~70年代にテレビ映画で垣間見た

憧れたNYの絵に描いたような豪華でアットホームなリビングはない。

でも、これぞニューヨークって感じがするんだな。これが。

何だか、今時はこれが妙にかっこいい!

でも、ゴミは分別して出して欲しいな。

 

ま、それはともかく、

玉スダレの間仕切りノレン、手の形のワイヤーオブジェ、

ベッドのスプリングマットをスプリングだけにして壁に飾ってあるのか、

もたしかけてだけあるのか、これがめちゃかっこいい。

やってみたいよ。

ソーホーの画家が書くような大きな絵が壁にかかってたりして、

どこかオシャレな雰囲気をかもし出してます。

ゴミ置き場で拾ってきたような家具やらのごちゃごちゃコーディネートが、

NYの住人のまさしく感性か。

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アフリカ系夫婦のアパートの部屋も民族系のインテリアも見事に表現されてて面白いし、

中国家族のインテリアも見ごたえ充分。

 

インテリアばかりに集中しちゃって、ストーリーが全然ご紹介してないけど、

家を出で長く家族と疎遠になっていた娘エイプリル、

とくに母と娘の微妙な関係が、分からないわけでもないような。

・・・・・・・・、あるんだろうね。どこの家庭でも。

それでも、ガンのため余命いくばくも無い母のために、感謝祭の最後の晩餐の準備に懸命にがばるエイプリル。

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最後は、ほろりと優しい。

スローな音楽がNYのアパートの空気をふわっと温ったかくしています。

これぞ、NY。

黒人の恋人のボビーも優しい。

これぞ、NY。

一度、行ってみたいね、NY。

それにしても、主演のケティホームズは、トムクルーズと結婚前の頃なので、

若々しくて可愛いですね。